代表メッセージ

「無事是名馬」

この経営理念は私が考案し、つくったものです。一般的に名馬と言えば、姿かたちが良く走力がいい馬をイメージするでしょう。しかし、名馬は人気の高さから無理をして使われ怪我をしたり、短命に終わってしまうケースが多いと感じます。私は鈍足でも最後まで生き残ったものが「本当の名馬」だと考えていて、それは人間も同様だと思います。

弊社は飛び抜けて優秀な人材は必要ありません。

最後まで怪我なくきちんと終わらせること。無事に仕事を締めてくれることが一番だと思っています。建設業なので怪我をするリスクもありますし、人間だから間違いもあれば苦情もあります。それらを予測してコツコツ作業し、最後までやり抜くことを求めています。大変ですが、そういう地道な作業にも手を抜かず完遂することができる社員こそ、私たちの会社にとっての名馬だと思っています。

「100年後も在り続けるための、採用サイクル」

中里工務店の強みは、他の同業者と比べて若い社員が多いことです。

今から約20年程前、バブルがはじけて景気が悪化した頃、他の同業者はほとんど採用をしてないと思います。そうすると現時点で一番年齢が低い社員でも40歳という社員構成になります。景気の悪化も手伝い、若手用に消極的になっていたと思います。

しかし、それでは主力が定年を迎えた途端に一気に人が減り、気付いたときには業務を担う人材が不足してしまう恐れがあります。必要なときに必要なだけ採用できる時代ではありません。会社の成長を考えたとき、ベテランが生み出す利益を、若い人材の教育と育成に投資するという考え方に至ったのです。

中里工務店では、会社や社員を守るため、計画的な新卒採用を毎年行うようにしています。会社の継続には、安定的でバランスの取れた採用計画が不可欠だと思っています。

「今の相双地区が、将来の日本の姿かもしれない。だからこそ、復興できれば日本を照らす灯りとなる」

私たちが本社を構える相双地域は、原発事故の影響で人口が極端に減少しました。このまま現状を打破する策もなく放置してしまうと、将来どうなってしまうのかは容易に想像できます。それは、何も相双地域に限ったことではないでしょう。他地域でも、年月をかけてじわじわと人口減少が進んでいます。

弊社の駐車場には、となりのトトロのキャラクターの手作りオブジェ が設置されています。それに興味を持った子どもたちには、ぜひ会社に来てほしいですね。その子たちが将来、遊びに来た思い出をきっか けに入社するかもしれないという期待も半分込めつつ、地元就職の促進剤になればとも思っています。若い人が増えれば地元も活性化するでしょう。私たちの雇用指針や地域への貢献が成功し証明できれば、もしかしたら日本の未来を救う道標になるがもしれません。

株式会社中里工務店

代表取締役 中里徹哉